自民党和歌山県連で車座集会 森山総務会長発言
自民党の森山裕・総務会長は5月11日、派閥の裏金問題で離党した参議院和歌山県選挙区選出の世耕弘成前参議院幹事長について「これまでの実績や今後のことを考え、来年の参議院議員選挙でしかるべき対応してもいいのではないか」と話し、自民が対抗馬として公認候補を立てないのが望ましいことを示唆しました。 これは5月11日、自民党和歌山県連の役員から意見を聞く党の政治刷新車座対話の会での挨拶の中で明らかにしたものです。 この中で、森山総務会長は、「個人的な意見で具体的には県連で決めること」としながらも、自民を離党した世耕氏が、来年任期を迎える参議院議員選挙に立候補した際、これまでの党への貢献や今後の活躍が期待されることなどを考慮して、自民党の公認候補を立てて選挙に臨むのは望ましくないとの考えを示しました。 記者会見で、森山総務会長は、自らの経験から、対抗馬を立てて戦うことに否定的で、世耕氏の復党については触れませんでした。 11日の対話集会には、県連所属の国会議員や幹部が参加して行われ、子育て支援や、地元の要望など党に対する意見が寄せられたということです。 また、対話集会では、次の総選挙の和歌山1区と2区の候補者については、言及されなかったということです。