旧宮城野部屋の力士ら約20人が5時間かけ転籍先の伊勢ケ浜部屋へ引っ越し
大相撲の旧宮城野部屋の力士と裏方約20人が7日、4月から転籍した都内の伊勢ケ浜部屋への引っ越し作業を行った。午前9時半過ぎにトラックが都内の旧宮城野部屋前に到着。米など食料を運び出し、倉庫に運んだという。午後1時頃には布団や衣類などを力士の私物を中心に搬出。師匠だった宮城野親方(元横綱・白鵬)も車で伊勢ケ浜部屋に向かった。 午後2時過ぎに十両・伯桜鵬らも到着。その約30分後にトラックが伊勢ケ浜部屋の前に止まり、力士たちが搬出作業。約5時間の引っ越し作業を終えた。宮城野親方は同部屋を去る際、力士たちに「頑張って」と背中を押した。本人は今後に向けて「頑張ります」とだけ答えた。 日本相撲協会のホームページによると、伊勢ケ浜部屋の力士は総勢37人の大所帯に。8日には転籍後、初めての稽古を行うが非公開の予定。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「部屋には30人の力士がいたときもあった。お相撲さんを大切にしてやりたい」と環境が変わる弟子たちを気遣っていた。
報知新聞社