インスタントコーヒーにまさかの麦茶投入? アウトドアで極上の1杯を楽しむ裏技とは
アウトドア活動を愛する皆さんにとって、自然の中で味わう出来立てのコーヒーは特別な楽しみ。ただ、美味しいコーヒーを求めて豆から挽くのはちょっと面倒ですよね。そこで今回は、“インスタントコーヒーの味”を劇的に向上させる簡単な裏技をご紹介。豆を挽く手間を省きつつ、キャンプ場でもおいしいコーヒーを楽しむことができますよ。 【写真】インスタントコーヒーをさらに美味しくいただく方法を見る(全11枚)
ポイントは粉の溶かし方にあり!
インスタントコーヒーはアウトドアに欠かせないアイテムとはいえ、従来の淹れ方だとなかなか満足できる味わいに仕上がりません。そこで注目したいのが、コーヒーの風味を引き出すための「粉の溶かし方」。インスタントコーヒーは粉末にお湯を注いで溶かす方法が一般的ですが、まずは少量の「水」を使って溶かすことで、コーヒー本来の味と香りを保つことができます。 最初に水を使う理由は、コーヒーの粉にデンプンが含まれているため。いきなり熱湯を注ぐとデンプンが固まって味を落としてしまうので、まずは水で粉を練るように溶かしてデンプンが固まるのを防ぎます。また、インスタントコーヒーを淹れる際に使用するお湯は約90度が適温。沸騰させたお湯を少し落ち着かせてから注げば、普段と少し違う香り高いコーヒーが完成します。
香りや味をグレードアップさせる小技
他にもちょっとした工夫を加えるだけで、より豊かな香りと味わいを引き出すことができます。たとえばコーヒーの粉をフライパンで軽く1分程度炒めると、焙煎したような香ばしさや苦味がプラスされ、本格的なコーヒーの味わいへ近づくことに。簡単な方法ですが、味の変化をしっかり実感できるでしょう。
インスタントコーヒーをさらに楽しむために
インスタントコーヒーをグレードアップさせる意外な方法として、小さじ1杯の“麦茶”を入れるという裏技も。コーヒーとの組み合わせに疑問を抱くかもしれませんが、麦茶の香ばしさがコーヒーにプラスされ、より味わい深い香りが楽しめます。 好みは分かれそうですが、ひとつまみの塩を加えることで苦味と酸味が和らぎ、マイルドな味わいに。他にも料理で余ったナツメグやシナモンなどの調味料を加えれば、異国の雰囲気を味わうこともできます。 これらの裏技を駆使して、自然の中で手間をかけずに格別のコーヒータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
野中陽平