仙台市は、観光振興の財源にするため導入を目指している宿泊税について、１人１泊２００円と具体的な案を正式に示しました。

　仙台市が市議会の常任委員会に示した案は、ホテルや旅館の宿泊者に１人１泊２００円を課税します。 　修学旅行生は免除の予定ですが、部活動などの教育活動の免除については慎重に検討したいとしています。 　市議からは、宮城県との調整を求める意見が出ました。 　せんだい自民・参政の会佐藤正昭市議「県と仙台市はもっともっと調整が必要だ。対立しているように見えるのは、市民にとっても県民にとっても不幸だ 　一方、宮城県は県議会の常任委員会で宿泊税による税収の一部を、仙台市を除く各市町村へ交付することも検討していると明らかにしました。 　常任委員会では、県議から各市町村が観光振興に使える財源を確保する必要があるとの意見が出ました。 　自民党・県民会議村上智行議員「各自治体に対して観光振興に使える相当の交付金もしっかり作っていかないと、県の方で全部やりますからと言ってもなかなか皆さん賛成しがたいのではないか」 　これに対し、県の担当者は、市町村に対する交付金も検討していると述べました。 　宮城県総務部小野寺邦貢部長「今検討しているところでありまして、次回なるほどこう仕上がったんだと言っていただけるようにお示しできれば」 　県は今後、各市町村への交付金などについて具体的に示すことにしています。