高校女子野球に熱視線 松本ローズカップ開幕
高校女子硬式野球の大会「第2回松本ローズカップ」(松本市女子野球タウン事業実行委員会主催、市民タイムスなど協賛)が28日、長野県松本市の信州グリーンローズスタジアム四賀で2日間の日程で始まった。全国の高校女子野球の地域リーグ代表と推薦の7チームと、松本国際高校(松本市)の計8チームがトーナメント形式で優勝を目指して争っている。 初日は1回戦の4試合を行った。選手たちは「打つよ、打つよ」「もう1本」などとチームメートに声援を送り、最後まで粘り強く諦めずに戦った。松本国際は工大福井(福井県)と対戦し、3―13で敗れた。2年生で主将の牧野喜恵さん(17)は「負けてしまったけれど、チームの現状を知ることができた。各地の強豪が集まる大会で戦えて良かった」と話していた。 各高校のスタンドには、地元四賀地区の27町会から住民が有志で応援に駆けつけ、ピンク色のメガホンを持って選手の保護者らと声援を送った。会田の花村憲二さん(61)は「長野県では女子野球チームがまだまだ少ないが頑張ってほしい」とエールを送っていた。日赤奉仕団四賀分団による豚汁やおにぎりも振る舞われ、温かくもてなした。 2日目の29日は、準決勝と決勝が行われる。スタンドでは、地元のバンド・MAB(マブ)と市民有志の合同の応援演奏があり、大会に花を添える。
市民タイムス