Ｈ３ロケットの打ち上げ中継を見守る地元住民ら

　国産新型ロケット「Ｈ３」３号機打ち上げのパブリックビューイングが１日、宮城県角田市の宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）角田宇宙センターであり、地元住民や職員ら約３０人が見守った。 　角田宇宙センターは、Ｈ３ロケットの第１エンジンに燃料を送り込むターボポンプと第２エンジンの研究開発を担う。地球観測衛星「だいち４号」が無事に予定軌道に投入されると、会場から拍手が起き、職員らは安堵（あんど）した表情を見せた。 　柴田町の自営業太田和夫さん（７４）は「素晴らしい打ち上げだった。ロケットエンジン開発は地域の誇りで、これからも応援したい」と話した。 　センターの富田定毅所長は「ほっとしたのと、打ち上げ成功が当たり前になってほしいとの思いがある。コスト面や技術を磨きつつ、次世代ロケットの開発も進めたい」と語った。