四季折々の風景切り取る 花巻市文化会館 愛好家団体が写真展【岩手】
花巻写真協会(福盛田弘会長、会員9人)の写真展は20日、花巻市若葉町の市文化会館で始まった。県内外の四季折々の風景や行事、鳥など会員それぞれの感性で切り取った54点が展示され、訪れた人の関心を集めている。22日まで。 第19回市民芸術祭参加で、同祭実行委が主催。47回目となる今回は、9人が課題写真も含めて1人6点ずつを出展した。 雄大な山々を背景に農作業にいそしむ女性の姿や、ほにおが林立する圃場(ほじょう)、空を見上げるキジ、黒石寺蘇民祭の一こま、ミズバショウが広がる水辺の光景、スカイランタンを打ち上げる瞬間など、いずれも被写体や構図にこだわった写真ばかり。中には、雨が降った後の水滴が付いた網戸をビルの窓に見立てたユニークな発想の作品もある。 課題写真は「みち」をテーマにしており、木漏れ日が差す山道や長く続く登山道、参道に飾られたひな壇、アジサイの咲く木道など会員が独自の視点で捉えた作品が集まった。 福盛田会長は「今年入った会員の写真、抽象的な作品も含めて見応えがある展示になった。見る方にも好みがあると思うので、印象に残る写真、お気に入りの写真を探してみてほしい」と来場を呼び掛けている。 入場無料。時間は午前9時30分から午後5時(最終日は4時)まで。