媚薬ってホント? チョコレートに関する5つの迷信
チョコレートは媚薬?
真実:媚薬効果は長年信じられてきたけれど、チョコレートが実際に性的反応を高めるという研究結果はない。むしろある研究では、チョコレートをよく食べる女性のほうがあまりセックスに興味を示さなかったという。とはいえ、チョコレートには気分の改善とエネルギーの向上につながる軽度の興奮剤であるフェニルエチルアミンが含まれることから、何らかの役割を果たしている可能性はある。人によってはチョコレートでセックスがより楽しくなるかもしれません、とマンソン博士。 欲望レベルの向上に役立ちそうな、研究に裏付けられた習慣といえば定期的な身体活動が挙げられる。定期的な運動はドーパミンやエンドルフィンといった脳内化学物質を活性化させ、全体的な健康と幸福感を向上させます、とマンソン博士は説明する。果物、野菜、全粒穀物、ナッツ類、魚を多く含む、心臓の健康にいい食事も心掛けよう。
ダークチョコレートは乳製品不使用?
真実:必ずしもそうとは限らない。ダークチョコレートの原材料に牛乳の使用が許可されているだけでなく、乳製品不使用を謳うブランドであっても実際はそうではない可能性がある。2017年の研究によると、ラクトースフリー(乳糖不使用)または乳製品不使用とラベル付けされたダークチョコレートの15%、ヴィーガンとラベル付けされたダークチョコレートの25%に牛乳が含まれていた。 さらに、米食品医薬品局(FDA)が2018年から2019年にかけて行った119種類のダークチョコレート商品を対象とした検査では、13種類に乳製品が含まれており、そのうち4種類には重度のアレルギー反応を引き起こすのに十分な量が含まれていることが分かった。「乳製品不使用を謳うダークチョコレート商品に牛乳が含まれることは、深刻な健康問題を引き起こす恐れがあります。なぜなら、牛乳にアレルギーのある人が、これらの商品を食べてしまう可能性が高いからです」とリリース内で語るのは、米食品医薬品局の食品安全・応用栄養センターのアレルギー専門医であるステファノ・ルッチオーリ医師。乳製品はホエーやカゼインとして入っている可能性があることも覚えておこう。米食品医薬品局は、チョコレート菓子が本当に乳製品不使用かどうか心配な場合は、メーカーに直接連絡して確認することを推奨している。