「意外と頭脳派?」『ドラゴンボール』幼少期の悟空の「戦闘センスが光った瞬間」
■かめはめ波を推進力に戦いの幅を広げる
幼少期の悟空は“舞空術”を会得するまでは、推進力として“かめはめ波”をよく使っていた。 まずは、クリリンとはじめて戦った第22回天下一武道会準決勝。悟空は「か・め・は・め」と掛け声をあげながらクリリンに近づき目前で飛び上がると、頭上で「波っ!!!!」とかめはめ波を使って急降下。 そのまま殴りつけ、さらに仰向けで倒れるクリリンのみぞおちに膝を入れるという結構エグいコンボで、かめはめ波を使っていた。 また、同大会の決勝戦。記憶に残る天津飯との最後の空中戦も、舞空術が使える天津飯に対して悟空は後ろ向きにかめはめ波を放ち、体当たり。最後は不運にも車に当たって敗北してしまったが、圧倒的不利な状況であってもかめはめ波をうまく使い、接戦まで持ち込んでいる。 さらに、幼少期悟空の最大のバトルであろうピッコロ大魔王戦でも、左手を負傷している状態で右手のみの“片手かめはめ波”を放ち、その勢いで上空にいるピッコロ大魔王に突っ込み、胴体に大きな風穴を開けている。 ちなみに、青年期の悟空は、第23回天下一武道のマジュニア戦で、足を使ってかめはめ波を放ったりもしている……と、ここまで来ると、かめはめ波を50年かけて会得した亀仙人が少し気の毒に思えてきてしまう。 今回は、『ドラゴンボール』幼少期の悟空の戦闘センスが光った瞬間を紹介してきた。 幼少期の悟空は、経験がなかったり舞空術が使えなかったりと足りない部分が多くあるものの、有り余る戦闘センスで補っている印象だ。 現在放送中の『ドラゴンボールDAIMA』で小さくなってしまった悟空だが、そのようなセンスの輝く戦いは見られるのだろうか。今後も期待したい。
海狸こう平