センバツ高校野球 「全力プレーを」 常総学院、空路で甲子園へ出発 /茨城
兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する常総学院の選手たちは13日、小美玉市の茨城空港から飛び立った。空港では出発式が開かれ、居合わせた利用客からもエールの拍手が送られた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 島田直也監督(53)は出発式で「茨城県代表として精いっぱい頑張ってくる。みなさまの声援が選手の力になるので、熱い応援をお願いいたします」とあいさつ。若林佑真主将(2年)は「目の前の相手と全力で戦う。高野連のFマークに込められたフェアプレー、フレンドシップ、ファイトの精神を念頭に置いて、県民に素晴らしい試合を見せ元気を与えることが目標」と力を込めた。 約50人の一行は午後3時半ごろ、「祝・甲子園出場おめでとう!」と書かれた横断幕を広げた空港職員やデッキに集まった保護者らに見守られて、神戸空港へ飛び立った。大阪市内の宿舎に入り、甲子園練習や開会式を経て、大会第6日第1試合(23日午前9時開始予定)で日本航空石川と戦う。 同校はこれまで新幹線などの陸路で関西入りしていたが、費用面で大きな違いがなく、乗り換え回数が少ないため、春夏通じて初めて空路を選択した。【川島一輝】