新垣結衣主演作『違国日記』に夏帆、瀬戸康史ら出演決定!ファーストカットも公開に
2024年に公開される新垣結衣主演の映画『違国日記』の第2弾キャスト情報とファーストカットが解禁。オーディションで選ばれた新人、早瀬憩、夏帆、瀬戸康史、小宮山莉渚の出演が発表された。 【写真を見る】原作コミックの空気感が見事に表現されたファーストカット 本作は、累計販売数170万部を突破したヤマシタトモコの同名コミックを『PARKS パークス』(17)や『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)で知られる瀬田なつきによる監督、脚本で実写化したヒューマンドラマ。人見知りな35歳の女流小説家、高代槙生(新垣)と15歳になる姪の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える悩みを鋭くも優しい視点で炙りだし、同時に10代の繊細な心情も描いていく。 このたび第2弾キャスト情報が解禁され、本作のもう1人の主人公ともいえる槙生の姪、田汲朝役で、オーディションによって選ばれた新人、早瀬の出演が決定。また槙生の友人、醍醐奈々役に夏帆、槙生の元恋人、笠町信吾役に瀬戸がキャスティングされ、朝の親友、楢えみり役には『ヤクザと家族 The Family』(21)、『少女は卒業しない』(23)などの小宮山が抜擢された。 本作でメインキャストとしては映画初出演、さらに新垣とダブル主演となる早瀬について監督の瀬田は「まだなににも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました」と起用理由についてコメント。一方の早瀬は「分からないことは監督や新垣さんに相談し、助けて頂きながら無事撮影を終えることができました」と撮影を振り返っている。 また夏帆は「ずっと好きで読んでいた違国日記の実写化にまさか参加できるとは…とても嬉しいです」と参加の喜びを語り、瀬戸は「誰かのために変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活を色々な意味で豊かにしてくれるのだと、改めて感じました」と作品の醍醐味をしみじみと感じた様子。小宮山は「撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います」と早瀬との相性の良さに自信をのぞかせている。 さらに第2弾のキャスト発表にあわせて新垣と早瀬扮する槙生と朝の姿を捉えた映画のファーストカットも解禁。遠くを見つめ海辺を歩いている2人の姿や距離感は、原作のイメージそのままで、まるでコミックから飛びだしてきたかのよう。2人の関係性の行方が気になるカットとなっている。 人気コミック待望の実写化として、最旬キャストと注目の新人が揃った本作。キャストならびにスタッフ陣のコラボレーションの成果を、ぜひスクリーンで堪能したい。 ■<キャスト、スタッフコメント> ●早瀬憩(田汲朝役) 「オーディション合格の知らせを聞いた時は、嬉しさよりも朝を演じられることへの安堵の方が大きかったです。事務所の方々が喜んでくれているのを見て、そのことが嬉しくて。それからは朝をどのように演じたら良いだろうと、朝になるための準備をしつつ、不安もありましたが、分からないことは監督や新垣さんに相談し、助けて頂きながら無事撮影を終えることができました。お2人の存在がとても心強かったです。共演者の皆さんにも支えて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんと作りあげたあたたかな世界を、1人でも多くの方々に届けることができたら嬉しいです」 ●夏帆(醍醐奈々役) 「ずっと好きで読んでいた違国日記の実写化にまさか参加できるとは…とても嬉しいです。撮影は数日だけでしたが、新垣さんと早瀬さんのあいだに流れる空気感がとても素敵で、いい休日を過ごしているような、穏やかで居心地のいい現場でした。完成した作品を観るのが楽しみです」 ●瀬戸康史(笠町信吾役) 「誰かのために変わろうとか、誰かをリスペクトするって、自分の生活をいろいろな意味で豊かにしてくれるのだと、改めて感じました。決して簡単なことではないけれど、そういう気持ちが大切なのだと。僕が演じる笠町もそういう気持ちで動いている人物の1人で、彼が人と対話する時の心持ちも、そんな気持ちからきているのだと想像しながら演じました。心に余裕ができ、優しくなれるような物語、是非ご覧ください」 ●小宮山莉渚(楢えみり役) 「漫画が原作の映画に出演させていただくことは初めてで、お話を頂いた時はどうえみりを演じるか不安でいっぱいでしたが、撮影中はずっと朝役の早瀬憩ちゃんの隣に居て、自然と朝とえみりと同じような関係性を築くことができたと思います。朝とえみりの関係性は、私にとって憧れに近いものでした。2人で過ごした時間は私の宝物です」 ●瀬田なつき(監督・脚本) 「早瀬さん、夏帆さん、瀬戸さん、小宮山さん、素敵なキャストが集まりました。撮影現場では、原作の言葉にし難い特別な空気感が、槙生を演じる新垣さんを介して、どんどん生まれていきました。朝役は何百人かオーディションをして、まだなににも染まっていない、15歳の早瀬憩さんと出会えました。朝が持つ10代の複雑さを、ふわりと自分に引き寄せる聡明さをもっていました。現場でも、臆することなく、いつも前向きで勇敢に、のびのびと楽しんで演じてくれ、一緒にワクワクしながら映画を作ることができました。早瀬さんにしか演じられない、あの瞬間の等身大の朝の魅力を、スタッフ、キャストみんなで映すことができたと思います」 文/スズキヒロシ