【高校野球】「新潟の高校野球の歴史を変える」阪神投手の兄から継承した「1」帝京長岡・茨木佑太
「初出場初優勝を目指す」
新潟大会では甲子園まで2回戦から6試合、勝ち上がる必要がある。茨木は決意を語る。 「新潟の高校野球の歴史を変える。甲子園で勝つ野球を目指してきました。新潟県勢は全国から見ても弱いイメージを持たれていると思います。今年こそは、自分たちの代で甲子園を決める。初出場初優勝を目指します!!」 新潟勢は春夏を通じて全国優勝がない。2009年夏の日本文理高の準優勝が最高成績である。兄に続き、プロの世界へと進みたい思いが強いが、まずは夏のピッチングに集中する。 「この夏に結果を残すことが大事。チームとして『勝てる投手』になれば、(ドラフトの)結果もついてくる」 最速144キロのストレートは数字以上の迫力がある。横変化のスライダーは空振りが取れ、目線をずらす縦変化のカーブ、タイミングを外すチェンジアップと精度が高い。好きな言葉は「一意専心」。2024年夏、茨木は一つの目標に向かって、チームのために腕を振る。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール