「モルトンブラウン」がニコラス・デイリーらとコラボ アートの解釈で表現
「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」は、ブランドの新コンセプト“Artists of Note”に合わせ3人のアーティストとのコラボレーションをスタートした。今回起用したのは“パンク詩人”とも評されるジョン・クーパー・クラーク(Dr. John Cooper Clarke)、ロンドンを拠点とするファッションデザイナーのニコラス・デイリー(Nicholas Daley )、ジュエリーデザイナーのガーラ・コリヴェット・デニンソン(Gala Colivet Dennison)で、「モルトンブラウン」のアイコンフレグランスを題材に、独自の解釈でアーティスティックなビジュアルを作り上げている。 【画像】「モルトンブラウン」がニコラス・デイリーらとコラボ アートの解釈で表現
三者三様の解釈と表現力
クラークはシグネチャーフレグランスである“サイプレス&シーフェンネル”を選んだ。潮風とクールなスパイスの爽やかなマリンノートをクラークの特徴であるリズミカルなスタイルの詩で表現。クラークは「フレグランスの世界を言葉で表現するというのが、どれほど難しく不自由なものであるか、ただただ驚くばかりです」とコメントしている。
デイリーはウッディ・シトラスのアイコンフレグランス“ブラックペッパー”を、自身のブランド「ニコラス デイリー(NICHOLAS DALEY)」のシグネチャーである手編みのニットデザインを通して表現した。デイリーの母親の編み物グループとのコラボレーション作品でもあり、「色、テクスチャー、香りの相乗効果」を意識したという。「このフレグランスで私が特に惹かれたのは何といっても、オークウッドのような、とても深いペッパーの香りです」とデイリーは述べている。
メタルワークと天然石のコントラストが特徴的はデニンソンの作品は、華麗でスパイシーな調香が魅力の“ローズデューン”を直観で捉え表現したもの。「今回の制作では、織りのプロセスを取り入れたいと思いました。“織り”の技法には無限の可能性があります。また、織るという行為から想起するイメージには、ローズデューンのテーマでもある、砂や砂漠から得られるインスピレーションと類似しているところがあると思います」とデニソンは語っている。