大原医療センターに精神病棟新設 大原記念財団 清水病院統合、来年5月開所予定 福島県福島市
福島県福島市の大原綜合病院などを運営する大原記念財団は、市内鎌田の大原医療センターと市内南沢又の清水病院の機能を統合し、大原医療センターに精神病棟を新設する。14日、現地で工事安全祈願祭を行った。来年5月の開所予定。 大原医療センターは内科や整形外科などを有する。入院患者の平均年齢は81・3歳と高齢化が進み、認知症を抱える患者も多い。精神科、心療内科のある清水病院は、高血圧や糖尿など身体疾患を抱える患者がいる。建物の老朽化も進んでいることから、二つの病院の機能を融合し、常勤精神科医による認知症などへの対応、精神科患者の身体疾患に対する診療態勢の拡充を図る。 精神病棟に60床を新設し、病床数は199床とする。内科、整形外科、精神科、心療内科を設ける。総事業費は約13億円を見込んでいる。 新施設完成後、清水病院は閉院する。跡地の活用法は現時点で未定。