3年暮らして大満足「パントリーの間取り」。LDKから丸見えを防ぐ工夫で大助かり
食品や日用品をストックするパントリー。どこにつくるかによって、家の満足度が大きく変わります。3年前にハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライターは、玄関から近いLDKの入り口付近に設置。届いたものや買ってきたものがスムーズに片づき満足しています。加えて、アクセスしやすいのに袖壁のおかげで丸見えにならない、という工夫も。詳しくレポートします。
パントリーを絶妙な場所に配置。3年たっても大満足
わが家は、夫、筆者、小学生の息子2人(9歳と7歳)の4人暮らしです。3年前にハウスメーカーで、2階建ての注文住宅を建てました。 1階には玄関、LDK、趣味室、トイレが。2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、主寝室、子ども部屋、トイレ、来客用のスペースがあります。 筆者はこの間取りで、絶妙な場所につくることができて、今でも大正解だったと思っているスペースがあります。それはパントリー(ストック品の収納場所)。しまいやすく片づけやすい動線上にあるのに、ひと続きになっているリビングやダイニングからは、まったく見えない「最高の場所」。さっそく紹介します。
冷蔵庫の位置決めから導き出されたパントリー
その場所が生まれたきっかけは冷蔵庫でした。 筆者は、冷蔵庫の位置は玄関からLDKに入ってすぐの場所にしたい。でも、リビングから目に入るのは避けたいと考えていました。そして、写真の位置に冷蔵庫を置くことが決定しました。 ちなみに玄関から入ってすぐのこの場所は、ちょうどLDKのダイニングとキッチンの境目の位置にもあたります。 この場所に冷蔵庫を置きたかった理由は、以下の3つです。 1.ダイニングテーブルからちょっと手を伸ばせば、冷蔵庫の中のものが取れるので、食事中に座っていても便利 2.キッチンの調理台(アイランド)からも近いので、食材を準備する際もストレスがない 3.食材の買い出し後も、玄関からLDKの入り口に入って、すぐそばに冷蔵庫があれば、重たいものを長く運ばなくてすむ この3つの条件を満たすのが、この場所でした。しかし、そうなるとリビングからは冷蔵庫の側面が丸見えになってしまいます。そこで、リビング側から冷蔵庫が見えないよう、袖壁をつけることにしました。 キッチンの近い位置に玄関モニターなどのタッチパネルもあるといいよね、ということで、冷蔵庫の横にも壁をつくることにしました(図のピンクの線)。 すると結果的にモニターのある壁の裏側、冷蔵庫の影になる部分に、コの字型の空間が生まれました。そこをパントリーにすることにしたのです。