風景写真集では異例の2万部突破 「ウェス・アンダーソンすぎる風景」の最新作は「冒険旅行」がテーマ
世界で見つけた"ウェス・アンダーソンすぎる風景"が収められた写真集「ウェス・アンダーソンの冒険旅行」(DU BOOKS)が11月29日(金)に発売されることが発表された。 【画像】ウェス・アンダーソンの映画に出てきそう! 魅力的な誌面カット ウェスアンダーソンは映画監督。2014年に『グランド・ブダペスト・ホテル』が評価され、第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。2018年に公開された『犬ヶ島』は、村上虹郎、野田洋次郎、細野晴臣など多くの日本人キャストが声優として参加したことで話題に。こちらも第68回ベルリン国際映画祭のオープニング作品として上映され、銀熊賞を受賞した。 今作を手がけた「AWA」は、ニューヨーク・ブルックリン在中のワリー・コーヴァルとアマンダの夫妻が「旅行に行きたい場所のリスト」を作り始めたことがきっかけで、2017年に生まれたコミュニティ。「ウェス・アンダーソンっぽい」場所に魅了され、インスタグラムで写真の情報を集めはじめた。すると、たちまち世界中から情報提供が寄せられるようになり、現在では200万人ほどのコミュニティに成長。ふたりの最初の本「Accidentally Wes Anderson」(邦題:ウェス・アンダーソンの風景)はニューヨークタイムズのベストセラーとなり、8か国語で出版された。 日本では2023年に「 ウェス・アンダーソンすぎる風景展 」として、寺田倉庫と渋谷ヒカリエで展覧会が開催。前作の写真集『ウェス・アンダーソンの風景』は、 風景写真集としては 異例の2万部を突破するなど話題となり、ついに待望の新作が刊行される。今作は、ノスタルジックでかわいい、グラフィカルな風景と、旅をガイドしてくれる、魅力的な物語が収録。世界を魅了したコミュニティ「AWA」による第2弾。「冒険旅行」をテーマにパワーアップした今作も要チェックだ。
リアルサウンドブック編集部