大人のわがままをかなえたい~筑波国際CC
ゴルファーは良くも悪くも、わがままな生き物だ。コースに出れば、自然という思うようにいかないものを相手にしているだけに、どうにかなるものはどうにかしたい、どうにかしてほしいという願いが強くなるのだろう。今年、開場50周年を迎える筑波国際カントリークラブ(茨城)はそんなゴルファーのわがままをかなえることをテーマに変貌を遂げている真っ最中。これまでにない新たなゴルフライフを提案している。
都心から1時間15分という好アクセスの筑波国際CCは筑波国定公園内に位置するゴルフ場。インコースはパワースポットとして知られる筑波山を臨み、アウトコースからは関東平野を一望できる。以前から首都圏のゴルファーには知名度の高いコースのひとつだったが、近年、20代の若さでオーナーとなった山本丈善氏のもと、大幅なリニューアルが進められている。
その中心となるのが昨年7月にオープンした貸し切りサウナを備えたグランピング施設「HOLE37」だ。中村好雄支配人は「18ホールを2回プレーしたら36ホール。その一つ先の37ホール目に究極の“ととのい”が待っている。そんなコンセプトを込めたネーミングです」とオーナーの思いを代弁する。最大で6人が宿泊できるトレーラーハウス型のグランピング施設が2棟。それぞれに専用のサウナが用意されている。
サウナは機材にもこだわっており本場スウェーデン製の最新機種を採用。額縁をイメージしたサイズの窓からは「空気が澄んでいる日には富士山が見えます」。ドラム缶“水”風呂も非日常を感じさせる。本来は宿泊者のための施設だが、予約が埋まっていなければ、ラウンド後にサウナだけを利用するプランも用意している。
また、グランピングの大きな楽しみであるバーベキューは、常陸牛など地元茨城の食材がふんだんに使用される。ガスグリルはこれまたこだわりの「Weber」製。アウトドア好きならば、おそらく誰もが耳にしたことのある米国の人気ブランドだ。さらに締めには茨城の名産品のひとつである蕎麦をセレクト。贅沢な時間を過ごせるのは間違いないだろう。