今、最も同業者から嫉妬されている女優は? 一流が認める才能(3)凛とした演技は唯一無二…若手の憧れの的は?
一流の俳優として知られる人でも、他の俳優たちをライバル視したり尊敬することでモチベーションを高めている者は多い。今回は、一流から「ライバル視」されている、または「尊敬されている」女性俳優をセレクト。プロが愛する「ミュージシャンズミュージシャン」の女優版。しかとご覧あれ。第3回。(文・shuya)
満島ひかり
女優として圧巻の活躍をみせている元AKB48・川栄李奈。アイドルとして社会現象の渦の中心にいた川栄だが、卒業後は女優としての才能を見事に開花させている。 今では『女優の川栄李奈』がすっかり定着していると言っても過言ではない。映画『亜人』(2017)、『デスノート Light up the NEW world』(2016)、『泣くな赤鬼』(2019)など、有名作品で結果を残し、着実に女優としてのキャリアを積んでいる。 川栄は今後の目標に「30歳、40歳になっても活躍できる女優になる」ことを明言し、そのお手本として満島ひかりの存在を挙げている。満島の名前を挙げる理由として「いろんな役をやられていて、それが全部ハマっている。そこがすごく尊敬できる」と賛辞を惜しまない。 実は、満島に尊敬の念を抱く同業者は少なくない。川栄の他にも、今田美桜や黒島結菜、山田杏奈といった今をときめく若手女優が憧れの存在として満島の名前を公言しているのだ。 なぜ満島は若手女優から慕われ、役者として愛されるのか。その背景には、彼女の「自分の道を突き進む強さとオンリーワンの存在感」が寄与しているに違いない。 沖縄からアイドルとしてデビューし、その後女優としてのキャリアを積んでいった満島。そのキャリアは決して平坦なものではなく、遅咲きの部類に入る。32歳の若さで独立を果たし、作品選びも研ぎ澄まされてきた印象だ。 どんな役を演じても凛とした佇まいで観る者を魅了する満島。今後、年を重ねるにつれて、彼女を尊敬する同業者も増えていくに違いない。 (文・shuya)
shuya