「酒井にしか見えない」23歳女性にヘッドロックされた“再現万引き犯”が『ザ・マミィ』に激似
9月中旬、万引き犯をヘッドロックで捕まえた23歳女性に注目が集まっている。 「会社員として働く梁果琳(りょう・かりん)さんは、神奈川県横浜市のコンビニで缶ビールを盗もうとした男が店員ともみ合っている場面に遭遇します。梁さんは店員に加勢し、犯人の頭をヘッドロック。犯人逮捕に貢献した梁さんには30日、神奈川県警から感謝状が贈られました」(警察関係者) 【写真】ザ・マミィの酒井本人も驚いた、万引き犯の逮捕再現シーン 梁さんの勇気ある行動に、ネット上では称賛の声が上がった。 《かっこよすぎる》 《なかなかできることじゃない》
そっくりすぎて本人も「あせった」
感謝状が贈られた日、梁さんは報道陣の前で警察官を相手にヘッドロックを再現。その様子が、意外な方向性で話題になっている。 「犯人役を演じた警察官の男性が、お笑いコンビ『ザ・マミィ』の酒井貴士さんにそっくりだったんです。酒井さんご本人も、自身のXでこの件の記事を引用し、《あせった》と投稿しました」(スポーツ紙ライター) ネット上でも 《似すぎ》 《酒井さんかと思った笑》 《酒井にしか見えない》 といった声が上がった。
犯人逮捕に協力して感じたこと
いろいろな意味で注目を集めた今回の報道。犯人逮捕に協力した背景には、ある意外な理由があるそうだ。当事者である梁さん本人に事情を聞いた。 「その日、どうしても届けなくてはならない荷物があって。店員さんがいなくなったら困ると思ったときにはもう体が動いていました。ただ、犯人に腕を噛まれたときは、ほかに凶器を持っていたらどうしようとか、もし報復があったらどうしようと、少し不安になりました。噛まれた傷は、今はだいぶ良くなりました」 華麗なヘッドロックを決めた梁さんだが、武道の経験はないという。ただ、趣味が功を奏したそうで……!? 「私はアニメが大好きなんです。特に『HUNTER×HUNTER』や『名探偵コナン』にハマっていたのですが、よく敵を制圧するシーンが描かれるので、それを参考にしたんです。ヘッドロックをしようと意識したのではなく、相手が身動きを取れないようにするために取った行動が結果的にヘッドロックでした(笑)」 この経験を通じて、梁さんは考えたことがあったそう。 「私は新入社員なので、有給休暇がまだあまりとれないんです。逮捕に協力した当日は取り調べもあって、家に帰ったのは深夜0時過ぎでした。その日は仕事のある日でしたから、半休を取ることになったんです。誰かが犯罪に巻き込まれる場に遭遇する可能性は誰しもあると思います。そんなときに有給休暇を使うか、見捨てるかの二択になってしまうのは残念だなと。生理休暇や誕生日休暇など、いろいろなニーズに応える休暇が増えていますから、こうした事態が起こったとき、無給でも休暇が取れるようになればいいと思います」 今後は半休ではなく“逮捕協力休暇”という選択肢ができることを願う。