ハワイ山火事で電力会社を提訴 マウイ郡、賠償請求
【ホノルル共同】115人の死亡が確認された米ハワイ州マウイ島の山火事で、同島マウイ郡は24日、強風により電柱が倒れて植物が燃える可能性を認識していたのに電力の遮断を怠ったとして、地元の電力会社「ハワイアン・エレクトリック」などに損害賠償を求め州地裁に提訴した。請求額は裁判で明らかにするとしている。 郡は「火が急速に広がりかねないことも知っていた」と主張。遮断していれば大きな被害を防ぐことができたとしている。送電線が出火原因との見方が出ており、住民らも同社などに対し損害賠償請求訴訟を起こしている。 郡は、米本土では強風に備え計画停電を実施する電力会社もあるとしている。
