10人が空き家4件内覧 移住検討者向けイベントで 鴨川(千葉県)
鴨川市ふるさと回帰支援センター連絡協議会は、移住検討者らを対象にした「空き家の探索隊」を開催した。県内外から10人が参加し、市内にある空き家4件を見て回った。 同協議会では、市からの業務委託を受け、移住・定住の総合相談窓口業務を実施。「鴨川市空き家バンク」の運用をはじめ、畑で野菜づくりや田舎暮らしのスキルを学ぶ「鴨川暮らしセミナー」(通称・かもくら)を毎月開催している。 今回は、「かもくら」のスペシャル企画として、移住検討者からの関心が非常に高い居住物件に関するイベントを開催。空き家バンクに登録された物件1件と、同協議会の会員となっている不動産業者管理の物件3件を巡り、内覧した。 数年前に空き家を取得し、鴨川に転入した先輩移住者宅も訪問。現在の物件を取得した経緯や、移住先を鴨川に決めたきっかけなどの話に耳を傾け、参考にしていた。 東京都の50代女性は「広範囲な地域を巡り、その土地でのライフスタイルや物件の相場など、ネットでは分からない情報を得ることができて充実した」と感想。習志野市の50代男性は「先輩移住者の物件取得までの経緯の話は、移住検討に向けての道しるべとなり、今までの不安や迷いが晴れた」と話していた。