球界に“激震”…ドラ1指名も入団拒否した選手(2)叔父の下で大エースに
プロ野球ドラフト会議で指名を受けた選手にとって、ドラフト1位指名はもっとも名誉な評価である。しかし、選手にもさまざまな事情や考えがあり、入団に至らなかったケースがある。そこで今回は、ドラフト1位指名を受けたものの、入団を拒否した歴代選手を紹介する。
菅野智之
出身:神奈川県 投打:右投右打 身長/体重:186cm/95kg 生年月日:1989年10月11日 ドラフト:2012年ドラフト1位 近年は苦しむ場面も増えているが、読売ジャイアンツの絶対的エースとして君臨する菅野智之。菅野は自分の意思を貫き、2度目のドラフトで巨人に入団した選手だ。 東海大相模から東海大学に進学すると、大学3年時に157km/hをマーク。大学リーグの通算成績は37勝4敗、防御率0.57と驚異的な数字だった。 リーグ戦だけでなく全国大会でも結果を残し、ドラフト1位候補と目されていたが、当時巨人の指揮官を務めた原辰徳の甥っ子という背景もあり、巨人以外は指名しないと考えられていた。 そういった予想を覆し、北海道日本ハムファイターズがドラフト1位指名。抽選の末に日本ハムが交渉権を獲得したが、改めて入団を拒否し、卒業延期制度を利用して東海大に残留。 1年後に巨人入りを果たすと、前評判通りに大活躍。エースに相応しい投球を長年続け、沢村賞など数多くのタイトルに輝いている。
ベースボールチャンネル編集部