【高校野球】橿原学院、打者一巡含む13安打11得点で乱打戦制す プロ注目右腕・沢辺孝良は6回8安打4失点
◆春季奈良県大会 ▽3位決定戦 橿原学院11―6郡山(12日・佐藤薬品スタジアム) 春季奈良県大会の3位決定戦は、プロ注目右腕・沢辺孝良(3年)擁する橿原学院が粘る郡山を振り切り、両チーム合わせて25安打の乱打戦を制した。1イニング7得点の猛攻を含む13安打11得点で打ち勝った。 初回に先制点を許したものの、直後の2回、先頭の5番・惣谷尚斗三塁手(2年)が左翼線に二塁打を放ち反撃の口火を切った。犠打と四球でランナーを進め、9番・大庭晴輝二塁手(3年)の中前適時打、3番・窪田悠人遊撃手(3年)の左前2点適時打、4番・西林咲翔捕手(3年)の左中間への二塁打などで7得点。その後も得点を重ね、逃げ切った。 3番の窪田は木製バットを使用。今春のセンバツで木製バットで安打を放った青森山田の2選手に影響を受けたといい、「芯に当てる技術には自信がある。木のバットの方が合うのかな」と手応えを口にした。 最速143キロ右腕の沢辺は6回8安打4失点(自責点3)。7回の守備から左翼に回った。試合後は「今のままでは天理、智弁学園と戦うのは厳しい。僕がもう一回り成長しないと」と、エースとしての覚悟を見せた。
報知新聞社