巨人・丸佳浩「チェンジアップ系多かった」ヤクルト・ヤフーレに3安打 東京Dでは初マダックスの屈辱
◆JERA セ・リーグ 巨人0―9ヤクルト(29日・東京ドーム) 巨人が9連戦最後のヤクルトとのカード初戦で今季最多9失点を喫し完敗した。右腹直筋の筋損傷から復帰登板となった先発のフォスター・グリフィン投手(28)が初回に4点を失うなど4回11安打8失点。序盤から大量リードを追う展開となった打線は初対戦の新助っ人右腕・ヤフーレの前にわずか94球で3安打完封負けした。 【動画】阿部監督がオコエ瑠偉に打撃指導 * * * 未知の助っ人を前に、攻略の糸口をつかめなかった。初対戦となったヤフーレを相手に打線はわずか3安打。94球で料理された。初対戦の投手に完封負けは、18年6月16日のロッテ戦(ZOZOマリン)のボルシンガー以来、6年ぶり。2試合連続で1番に座った丸は「今までよりチェンジアップ系の球が多かった。テンポもよかった」と唇をかんだ。 チームは過去の登板を踏まえて対策を立てて臨んだが、この試合の投球割合が約33%(31球)と、今季全体の割合23%より増えたチェンジアップ、そして手元で動く直球を捉えきれず。二岡ヘッド兼打撃チーフコーチは「初対戦で少しイメージしづらかった。(ヤフーレが)前回投げたときと違った部分はあった」。序盤に大差がつく展開のなか打線は初球から積極的に狙ったが、フライアウトが11と凡打の山を築いた。 巨人が“マダックス”(100球未満で完封)を許すのは11年8月17日の中日戦(ナゴヤD)でチェンに96球で0封されて以来13年ぶりで、東京Dでは初めて。ヤフーレとは早ければ5月10~12日のヤクルト戦(神宮)で再戦となり、対策は急務だ。打線は28日のDeNA戦(横浜)で12安打、6得点と復調の兆しを見せており、岡本和は「切り替えて頑張りたい」と前を向いた。(内田 拓希)
報知新聞社