ハイプレス・マンツーマンを武器にニューカッスル前進
今後の対戦相手はクリスタルパレス、シェフィールド・ユナイテッド、バーンリー、ブライトン、マンチェスター・ユナイテッド、ブレントフォード。最終2試合がアウェーとはいえ、トッテナム戦で見せたハイプレス・マンツーマンがさく裂すれば、ポイントをロスするリスクは低い。
ともにEL出場権を争うユナイテッドはクラブ内の不和が表面化し、エリク・テンハグ監督はいつまで経ってもけが人の多さを不振の言い訳に用いている。ウェストハムは息切れ気味だ。直近5試合のプレミアリーグで17ゴールと荒稼ぎのチェルシーは不気味だが、PKキッカーをめぐり小競り合いが起きるほど未熟でもある。
負傷者の続出が災いし、ハウ監督が理想とする並びはほとんど実現しなかった。それでも、最終盤でEL出場権獲得が現実味を帯びてきたのだから、今シーズンは及第点といって差し支えない。
“北の名門” ニューカッスル……。大団円を迎えるか。
文:粕谷秀樹
粕谷 秀樹