J1神戸・大迫勇也選手がサッカー少年につづった433字。「まずは楽しむ。自分を、仲間を信じて」。半端ないプレーの原点「特別な大会」へ寄せた言葉
まずは楽しむことを忘れないで-。サッカーJ1神戸の大迫勇也選手(鹿児島県南さつま市出身)は、同市で18、19日に開かれた第30回吹上浜砂の祭典杯県少年大会に出場する各地区の小学生選抜に、熱い応援メッセージを贈った。大迫選手の言葉433字はカードにされ節目の大会記念として選手一人一人に配られた。 【写真】〈関連〉小学生に配られた大迫勇也選手のメッセージカード。日本代表ユニホームを着てプレーする写真入りでサインも入っている
カードはA5判。大迫選手はかつて自らも出場した地元開催の同大会について「特別な思い出のひとつ」と説明。「サッカーは挑戦と向きあうことの連続」とし「決して失敗を恐れず、チャレンジをくり返し、その中で自分を、仲間を信じてあきらめずに前に進んでください」と呼びかけた。 地元の金峰学園6年・片平啓斗君は「『サッカーができている環境や家族の支え、監督、コーチに感謝を』との言葉が大事と思った。大迫選手のようにピンチをチャンスや力に変えられる選手になりたい」と話した。 大会は8人制で同市などが主催。小学生計312人が参加し、U-12(16チーム)は姶良伊佐A、U-11(8チーム)は鹿児島市Bが優勝した。 ◇鹿児島には大迫にまつわるスタジアムがある 大迫勇也選手の出身地・南さつま市は2019年、加世田運動公園陸上競技場の名称を「OSAKO YUYA stadium」とした。また母校の鹿児島城西高校と鹿児島育英館中学校(ともに日置市)には2022年、サッカー部練習グラウンド「半端ない人工芝サッカー場」が完成した。
◇南さつま市に「大迫勇也スタジアム」 南さつま市は、本年度創設した市民栄誉賞の第1号を、同市出身でサッカー日本代表FWの大迫勇也選手(28)=ドイツ1部リーグ・ブレーメン=に贈ると発表した。 副賞として、加世田運動公園陸上競技場の命名権を贈呈し、名称を5年間「OSAKO YUYA stadium」にする。大迫選手の帰省に合わせ授与式を実施する。本坊輝雄市長は「大迫選手の活躍は市内外で高く評価されている。少年たちの憧れの地になってほしい」と話した。(2019年2月22日付紙面より) ◇「半端ないサッカー場」完成 日置市伊集院町猪鹿倉に、鹿児島城西高校と鹿児島育英館中学校の「半端ない人工芝サッカー場」が完成した。両校の卒業生でサッカー日本代表の大迫勇也選手(31)=ヴィッセル神戸=にちなんで命名した。 両校を運営する日章学園(宮崎市)が、サッカー部の練習用として整備した。中学校と高校の隣接地にあり、総面積3万1557平方メートルにメインとサブの2コートを設ける。
セレモニーでは大迫選手が「新しいピッチで切磋琢磨〔せっさたくま〕してください。帰ったら一緒にプレーしよう」とビデオメッセージを寄せた。(2022年3月7日付紙面より)
南日本新聞 | 鹿児島
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