【出発へ】富山県関係者2人が南極観測隊に参加 極地での勤務に挑む
国立極地研究所から越冬隊へ
そしてもう1人、今回の南極観測隊に参加するのが、富山市出身で東京の国立極地研究所の職員、北村剛祥さんです。 南極の昭和基地と日本をつなぐ衛星通信の設備の保守などを担当します。 北村さんは1年を通して南極に滞在する越冬隊に参加します。 国立極地研究所 北村剛祥さん「南極というと厳しい環境かなと思うので、そういうところでの共同生活を超えられれば自分が成長できるのかなと思って志願しました」 南極では業務の他にも楽しみにしていることがあるといいます。 北村さん「越冬隊ですと生活係というのがあって、各隊員が生活に関する係を担当しなくてはいけないんですけど」 長期間、共同生活をする越冬隊では、生活を彩りあるものにするため、食事や娯楽などの世話をする14の係があり、隊員1人が3つ以上の係に所属するといいます。 北村さん「その中で私は理髪係、バー係、パン係その3つの係をやるのをとても楽しみにしています」
極地へ
南極という厳しい環境での任務に初めて挑む2人。 その意気込みは。 木戸さん「与えられた大気観測の仕事をちゃんと軌道に乗せて、次の人に引き継ぐっていうのは一番なんですけど、やっぱり実際に氷山とか行かないと見れないものがすごく楽しみで、しっかり観測をすることと、楽しむ余裕ができるように、とにかく楽しみを見つけたいですね」 北村さん「私に割り当てられた業務、ミッションがあるのでそれはきっちりこなしていきたいなと思います。あとは楽しみたいですね。帰ってくると、見えている風景が違うのかなと勝手に想像しています」 観測隊は来週水曜日に出国し、南極の昭和基地に到着するのは来年1月2日の予定です。