クロース、自身の背番号8を継承したバルベルデについて…「知り合った日に自分がアイドルと言われた」「僕みたいにリスクを冒してプレーしてほしい」
元レアル・マドリードMFトニ・クロース氏が、同チームで自身の背番号8を引き継いだMFフェデ・バルベルデについて語っている。 昨季限りで現役を引退したクロース氏は、自身のつけていた背番号8をバルベルデに継承させた。幼少の頃から彼のことをアイドル視してきたバルベルデを、チームメート、後輩として目をかけてきたためだ。 スペイン『マルカ』とのインタビューに応じたクロース氏は、そんなバルベルデとの出会いを振り返り、今後同選手に期待することを語った。 「フェデと知り合った日、彼から僕がアイドルだったと言われた。そう言われたら望む望まないにかかわらず、とりあえず近い距離でサポートをしたくなるものさ。彼を最初に目にしたのはデポルティボのレンタルから帰ってきた後だったが、とても良い選手だと思った。そのプレーの仕方が本当に気に入ったんだ。彼は命をかけられるフットボーラーで、なおかつ本当に質が高い。フェデは、その身にフットボールを宿しているんだよ」 「それから彼はシーズン毎に出場機会を増やしていったが、その素晴らしい意思の強さは変わらなかった。説明しようか。多くの人がそういった意思の強さってものを失くしていくけど、彼はずっと良い若者のままで、学ぶ意欲と他人を助ける意欲を持ち続けたんだ。彼について、僕が最も好きな部分はそこなんだよ。彼は最高の人間だ。僕はフェデのことを人間としても選手としても愛している」 「フットボールについて話せば、僕は彼のことを信じているし、だからこそ8番を与えることにした。彼にとって良いことだと思えたからね。彼は今、マドリーでプレーの責任を背負うべきだし、リスクだって冒さなければならない。ピッチに立っていた僕がそうしていたようにね。これからは彼がそうする番で、僕はできると信じている。クラブも皆も、彼を信頼しなくちゃいけないんだ」