大漁続くブリ…初競り活気 福井県小浜市、近年にない水揚げ量
福井県小浜市川崎3丁目の県漁連小浜支所で1月5日、初競りが行われた。初市としては近年にない大量の水揚げがあり活気に包まれる中、威勢のよい掛け声とともに売り買いされた。 初競りには昨年末から大漁が続く重さ10キロ前後のブリ1500匹をはじめマグロの幼魚40匹、サワラ、サゴシ、ヒラマサなど若狭湾の定置網漁で取れた30種類計25トンの魚介が並んだ。 初市式には買い受け人ら約50人が参加。同漁連の加藤祐二支所長は「御食国・小浜の魚を発信して今年も頑張っていきたい」とあいさつした。商売繁盛と漁の安全を願い全員で三本締めを行った後、初競りが始まった。競り人がテンポよく値段などを呼びかけると、買い受け人は指のサインで希望価格を伝え、次々と競り落としていった。 この日は青果を扱う同市川崎2丁目の市総合卸売市場でも初競りがあり、白ネギ、ブロッコリー、トマトなどが並んだ。