東北6県の基準地価、宮城は12年連続で上昇 福島の商業地も2年連続プラス
東北6県は17日、基準地価調査（7月1日時点）を発表した。各県の概要は以下の通り。 ◆宮城 全用途平均の変動率はプラス2・2％で12年連続の上昇。特に仙台市はプラス7・1％、仙台市周辺の市町村はプラス5・7％で13年連続の上昇となった。 ◆青森 全用途平均の変動率はマイナス0・4％。住宅地はマイナス0・4％で26年連続の下落、商業地はマイナス0・6％で33年連続の下落となったが、ともに下落幅は縮小した。 ◆岩手 全用途平均の変動率はマイナス0・2％で26年連続の下落。住宅地はマイナス0・2％で2年ぶりの下落、商業地はマイナス1・1％で31年連続の下落。 ◆秋田 全用途平均の変動率はマイナス0・4％で27年連続の下落となったが、下落幅は10年で10分の1に縮小。能代市に進出した大手木材工場の所在地は県内最大のプラス9・6％となった。 ◆山形 全用途平均の変動率はマイナス0・1％で26年連続の下落。住宅地は、山形市がプラス0・5％と10年連続で上昇し、隣接する天童市も「値ごろ感」（不動産鑑定士）からプラス2・2％と7年連続で上昇した。 ◆福島 全用途平均の変動率はマイナス0・1％で5年連続の下落。住宅地はマイナス0・3％と5年連続で下落した半面、商業地はプラス0・6％と2年連続で上昇した。
