柔道女子は過去最低のメダル2個 増地監督「時間をかけて検証したい」 素根輝は負傷棄権
「パリ五輪・柔道女子78キロ超級・敗者復活戦」(2日、シャンドマルス・アリーナ) 【写真】足を引きずる姿が痛々しい 準々決勝で敗れた素根輝 2大会連続のメダルを目指した素根輝(パーク24)が敗者復活戦を棄権した。 これにより、日本女子としては12年ロンドン五輪のメダル3個を下回り、過去最低の2個(金1、銅1)になることが確定した。48キロ級で角田夏実が金メダルを獲得し、好スタートを切ったと思われたが、その後は苦戦。57キロ級で舟久保遥香が銅メダルを獲得したが、厳しい結果となった。 増地監督は「(東京五輪後)危機感を持ってやってきました。選手、コーチ、スタッフよくやってくれたがこういう結果になった」と語り、不振の一因にけがに苦しむ選手が多かったことを挙げた。「時間をかけて、結果を検証して次に対策を練っていきたい」と語った。 素根は準々決勝でトルコのオズデミルと対戦。延長戦の末に敗れたが、左膝を痛めるアクシデントが発生していた。熱戦の際に痛めたとみられ、試合後に礼をかわした直後、左膝を気にするそぶりを見せていた。