元理事の高校教諭が大会運営費200万円超を流用か 鹿児島県テニス協会長が引責辞任、月末にも第三者委員会が不正会計調査報告書
鹿児島県テニス協会は23日、2024年度定時総会を開き、本坊輝雄会長が任期途中で辞任することを承認した。元理事の高校教諭が大会運営費を関係者との懇親会などに流用したとされる不正会計問題を巡り、混乱の責任を取った。 【関連】鹿児島県テニス協会で不正会計 元理事の高校教諭、200万円超す流用か 高校生らへの謝金装い、懇親会などに使う
総会は非公開で行われた。本坊会長の辞任は23日付。任期は残り1年だった。後任は副会長の大西儀朋氏が就く。協会によると、本坊会長は総会で「混乱があり、迷惑をかけた。身を引くべきと思う」と話したという。このほか、会計規約に細則を新設し、現金や帳簿を毎月2人以上で点検する再発防止策を実施することも決めた。 不正会計は22年に発覚。元理事の高校教諭は数年にわたり、計200万円超を懇親会費や会合旅費に充てたとされる。協会は23年11月に第三者委員会を設置。今月末にも調査報告書がまとまる予定。 協会は「新体制ではより透明性を確保し、運営を実効的なものにしていきたい」とコメントしている。
南日本新聞 | 鹿児島