まろやか「干し富士柿」口溶け良く 八幡浜で出荷最盛期(愛媛)
八幡浜市特産「富士柿」の干し柿出荷が最盛期を迎えている。同市国木の「丸京農園」では、約2カ月間乾燥させ一つ一つ丁寧に手もみするなどして逸品を仕上げている。今期は約1万5千個を県内外に出荷予定。 富士柿は約500グラムにもなる大型の渋柿で、種がほとんどなく、まろやかな食感と上品な甘みが特徴。主に市内の国木・牛名地区で栽培されており、ヘタを下にした形が富士山に似ていることから名づけられた。 14日も井上千代美社長(42)らが出荷前の最終的な手もみ作業に専念。今季は高温やカメムシによる被害が出たが、例年並みの数量を確保できたという。井上社長は「そのまま食べるのはもちろん、細かく切ってクリームチーズなどと交ぜ合わせておつまみにするのもお薦め」とアピールしている。 県産品の魅力を発信するプロジェクト「ハーベスト」の購入サイト(https://herbeststore.com/)などで販売中。
愛媛新聞社