山陰地方に“師走寒波”鳥取市で今季初の積雪…山地で大雪 停電や交通機関の乱れ相次ぐ
山陰中央テレビ
19日の山陰地方はこの冬一番となる寒気の影響で雪やみぞれが降りました。鳥取市など平地でも今シーズン初めて雪が積もりました。山沿いでは大雪となっていて、まもなくシーズン入りするスキー場には恵みの雪となった一方、交通機関などに影響も出ました。 19日未明の鳥取市、雪の降り方が強まり視界が悪くなるほどで、最大で8センチの雪が積もりました。19日朝8時の時点でも5センチあり、今シーズン初めての積雪の中、通勤・通学の市民などが足元を気にしながら歩いていました。 市民: 朝自転車が使えず歩いて来ないといけなかったから、早く起きないといけなかったので大変でした。 市民: うれしかったです。(もうすぐ)クリスマスなので。 これは山陰地方の上空に、この時期としては非常に強い氷点下36℃以下の寒気が流れ込んだためです。 櫃田優果記者: 奥出雲町横田です。雪が積もり、住民が雪かきをしています。 島根県の山地でもまとまった積雪となり、奥出雲町で14センチ、飯南町で17センチ、浜田市弥栄で16センチ積もりました。このため山陰各地で停電が相次いだほか、高速道路やJRの運行などにも影響が出ました。 一方大山では、今シーズン最も多い60センチを超える積雪となりました。今週末のスキー場開きを控える中、大山寺地区では道路や駐車場で除雪作業などの準備に追われていました。だいせんホワイトリゾートでは、21日に安全祈願祭が営まれ、リフト営業を始める予定で、シーズンを前に恵みの雪となりました。 だいせんホワイトリゾート・尾関雅大さん: 12月に入って積雪があり、融けることなくスタートに間に合いそうですので、かなり良い雪が降ったと思います。 強い寒気のピークは過ぎ、20日は天気が回復しますが、週末には新たな寒気が南下する予想で厳しい寒さは続きそうです。 山陰地方では、21日から新たに寒気が入り、22日から23日にかけて雪が降りやすい見込みです。この冬は周期的に寒波がやってくるのが特徴です。年末年始にかけても大雪などに注意が必要です。
山陰中央テレビ