アロンソ、今後数週間でF1キャリアの今後について決断か。「まずは自分がF1を続けたいか考える」
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、自身の今後のF1キャリアについて、今後数週間か数レースのうちに決断するつもりのようだ。 【リザルト】F1第2戦サウジアラビアGP:予選結果 アロンソは先月の新車発表会で、まずは来シーズン以降もドライバーを続けるかどうかを決めた後、どのチームでドライブするかを決めると明言した。 来季はルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍によって、メルセデスのシートがひとつ空くことになるが、同チームは育成ドライバーのアンドレア・キミ・アントネッリを昇格させることに主眼を置いているとも見られる。 一方で、8月にアントネッリが18歳になってから2021年と2022年のF1マシンを使ってのテストプログラムが始まる予定となっており、そこでアントネッリにもう少し時間が必要だと判断された場合、メルセデスがアロンソに2025年の1年契約を提示し、2026年までアントネッリの準備が整うのを待つというシナリオも考えられる。 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表の不適切行為を巡るゴタゴタにより、マックス・フェルスタッペンが2028年までの契約を満了せずにレッドブルを離れるのではないかという憶測も流れているが、その場合フェルスタッペンは長期契約を結ぶことをチームに求めるだろう。 アロンソは、自身がメルセデスのドライバー候補として、トト・ウルフ代表のリストに載っていると語った。 「そうだね、今のところ僕には契約がないからね」 「他のシリーズのリストに載ったり、リタイアリストに載ったりするよりは、そういうリストに載った方がいいんだ」 「でも、この先数週間、あるいは数レースで将来のことを決めるつもりだ。まずは自分自身と向き合い、決断する必要がある。 個人的に将来(F1に)コミットしたいかどうかをね」 「もちろん、F1に100%参戦するためには、人生における他のすべてを犠牲にする必要がある。それを決断することになるだろう」 motorsport.comが1年契約でも気にしないかを尋ねると、アロンソはそれよりも先に、自身のF1に対する決意を固める必要があると強調した。 「分からないよ。まずは、自分がレースを続けたいかどうかを確認する必要がある」 「ただ契約を更新し、F1ドライバーとして世界中を飛び回り、クールな気分に浸ることだけを考えるなら、エゴイストだと言えるだろうね」 「でも、僕はそういうタイプじゃないし、もし契約するとしたら、それはレースに勝つ可能性があると本当に信じているからなんだ。シミュレータもやりたいし、エンジニアたちと一緒に過ごしたい」 「僕が100%を捧げられると確信できる組織に100%を捧げたい。もしそうでなければ、僕はコミットしない」 「誰とだとか、どれくらい長くだとかは分からない。だからたくさんのクエスチョンマークがあるんだ。でもそれは第2段階。今後に向けた第1段階は、僕自身の個人的な決断によるものだ」
Adam Cooper