新たな夢洲アクセス鉄道実現なるか 2030年IR開業見据え3路線を検討 11月に初会合
大阪府と大阪市は大阪・関西万博の閉幕後、IRの開業などでまちづくりが進む夢洲にアクセスしやすい新たな鉄道路線について検討会を立ち上げると発表しました。 夢洲へのアクセスを巡っては、1989年の運輸政策審議会と2004年の近畿地方交通審議会で中之島~西九条~新桜島~舞洲~夢洲の鉄道路線が答申されましたが、採算性が見込めないことなどから実現していません。 先月、2030年秋のIR開業がほぼ確実となり、万博跡地でのまちづくりが進むであろう状況も踏まえて、大阪府・市と鉄道事業者らの間で夢洲への鉄道路線を現実的に検討すべきとの意見が一致し、検討会の立ち上げが決まりました。 検討される路線は過去に答申を受けた路線とJR桜島線の桜島~舞洲~夢洲までの延伸、京阪中之島線の中之島~九条までの延伸の3路線です。 大阪府の吉村洋文知事は「夢洲が大きく変わっていく中で、夢洲・舞洲・USJを繋ぐ路線、京阪中之島から九条を繋ぐ路線、この議論が本格的に復活する。大阪・関西の成長、ベイエリアの成長にとって極めて重要な路線」と話しました。 検討会は鉄道事業者や有識者を交えて11月に初会合を開き、それぞれの優位性の比較や事業の採算性などを議論して、来年度前半に結果を取りまとめる方針です。
ABCテレビ