「赤岩隧道」は三重県それとも福井県?絵葉書に写る隧道を調査する旅
ついに判明!絵葉書に写る「赤岩隧道」の正体とは
石積みのつづら折りの道は、何のために造られたのか。地元の方に聞き込みをしたところ、約50年前に「赤岩隧道」がある小山の上にホテルの建設計画があり、石積みの道はホテルへ行くために整備して造られたことが判明。しかし、地元住民の反対により計画は断念。現在は廃道となり、石積みがそのまま残っていると言います。 さらに、石井さんは「勝山市立図書館」へ資料を探しに行くことに。すると、明治45年に発行された「大野郡誌(おおのぐんし)」に、絵葉書と同じ構図の写真が載っているのを発見!絵葉書に写る「赤岩隧道」は、三重県紀北町ではなく福井県勝山市にある「赤岩トンネル」の前身であることが判明しました。 資料によると、「赤岩隧道」が竣工したのは明治25年。当時の県道168号の中で唯一の難所の大工事だったそうで、開削するのに3年の年月を要しました。 この隧道が開通したことにより、交通の利便性が向上して地元住民に喜ばれたそう。その後、この場所は景勝地として人々に親しまれるようになりました。 9月3日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より
CBCテレビ