酒粕を使ったあめと細工かまぼこ、あめの個包装を手にする山崎さん（中央）ら

　能登半島地震の被災地を支援しようと、ブライダル商品の企画・販売を手がける麻田（富山県高岡市）が富山県氷見市のかまぼこ店、石川県の酒造会社と連携し、ギフト商品を考案した。16日からネット販売を始め、利益の一部を被災地に寄付する。 　復興に向け、少しでも協力できないかとの思いで企画。被災地の食文化を知ってもらいたいと、西出酒造（石川県小松市）の酒粕を使ったあめと、加納かまぼこ店（氷見市）の細工かまぼこの2点を商品化した。 　地震の影響で西出酒造は酒蔵の土壁が崩れるなどし、加納かまぼこ店は断水の被害を受けた。ギフト商品は麻田の利益分を全額、石川県と氷見市に寄付する。中心となって企画した麻田の山崎梓さん（33）は「多くの人に手に取ってもらいたい」と話している。 　あめは3粒ずつの個包装が10個セットで4800円。細工かまぼこはブリとタイを模した2種類計10個セットで9800円。いずれも送料込み。商品は「ココサブ楽天市場店」で検索できる。