「水が、水があふれてきている」今年も命の授業・野村小学校【愛媛】
テレビ愛媛
西日本豪雨の発生から7日で6年となります。愛媛県西予市野村町で5日地元の小学生らが当時の被災の様子や復興の状況などを学びました。 語り部: 「2階も浸水しているので、2階にあがっても溺れちゃうというのがわかったから、屋根の上にもあがっています」 6年前の西日本豪雨で5人が犠牲となった西予市野村町の野村小学校では、当時の記憶や教訓を将来に伝えようと被災の翌年から毎年「西日本豪雨」について学ぶ『命の授業』を行っています。 このうち5年生45人は、今年3月『復興のシンボル』としてオープンした公園「どすこいパーク」を訪問。語り部から、支柱の色分けされた部分が当時、水が押し寄せた4.9メートルの高さを示していることやダムの緊急放流を知らせる回転灯が色によって現在の危険度を表わしていることについて説明を受けました。 男の子: 「ここまで水が上がって来たっていう印があったりして、もっとちゃんとまちを見てみたいなと思いました」 女の子: 「次は非常食や避難場所をちゃんと決めて、水害や地震が起きてもすぐに逃げられるようにしたいです」 また6年生48人は、VRゴーグルをつけて町が浸水した当時の状況を体験しました。 VRを体験した女の子: 「自分の頭のうえにあふれてる。水が。水があふれてきている」 VRを体験した女の子: 「みんなで色んな防災について、復興について話し合ったり地域の人を元気づけるために色々動いていきたいです」 語り部018のむら・古賀テル子さん: 「私たちが経験したことを覚えてもらって、自分たちの災害に対する考えを持ってもらいたい」 児童らはメモをとりながら、ふるさとを襲った災害について真剣に考えていました。 #愛媛県 #西予市 #野村町 #被災地 #復興 #野村小学校 #記憶 #防災 #学校防災 #児童 #どすこいパーク
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