17人が下痢・嘔吐など発症 広島市内の中華料理店でノロウイルスによる集団食中毒
広島市は3月下旬に市内の中華料理店で、ノロウイルスによる集団食中毒が発生したと発表しました。広島市は2日、この店舗に対して営業禁止命令を出しました。 広島市によりますと先月26日に、市民から「22日に3人で飲食店を利用して、全員が体調不良を起こしている」と情報が入りました。 調査したところ、3月22~24日に広島市中区の中華料理店を利用した8つのグループ23人のうち17人が、23~27日にかけて下痢や嘔吐、吐き気などを発症していました。 患者3人と調理従事者1人の便からノロウィルスが検出されたことなどから、広島市はこの店が提供した焼き餃子、水餃子、焼豚炒飯、青椒肉絲などが原因の集団食中毒だと判断し、2日この店に営業禁止を命じました。 17人はいずれも軽症で入院はなく、現在は快方に向かっているということです。 ◇ノロウイルスの食中毒 ・潜伏期間は24~48時間 ・下痢、嘔吐、吐き気、腹痛、発熱などの症状が出る(2~3日で回復) ・感染した人の便や吐物に大量のノロウイルスが含まれる ◇予防のポイント ・調理、食事前、トイレ後にはしっかり手を洗う (アルコール消毒は効果がないため手洗いが重要) ・嘔吐、下痢症状がある人はタオル共有は避ける ・まな板、包丁などの調理器具は使用後十分に洗浄し消毒する ・消毒は熱湯や塩素系漂白剤が有効 (アルコール消毒は効かない)
中国放送
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