ガッツポーズで意気込む松岡修造氏（Ｃ）テレビ朝日

　テレビ朝日は７日、パリ五輪（７月２６日開幕）の熱戦を伝える同局系番組キャスターを発表した。メインキャスターはタレントの松岡修造氏、フィールドキャスターにサッカー元日本代表の内田篤人氏、進行を同局の安藤萌々アナウンサーが務める。松岡氏は２００４年のアテネ五輪から２０年、１１大会連続（夏季、冬季含む）でテレ朝の五輪メインキャスターを務める。内田氏は２０２１年東京五輪に続いて２度目、安藤アナは２２年冬季北京五輪に続いて２度目のオリンピックキャスターとなる。 　３人の人選は「報道ステーション」と「現場主義」がキーワード。松岡は「報道ステーション」のスポーツコメンテーターとして、数多くのアスリートを応援してきた。内田氏も２１年４月から同番組のスポーツコメンテーターを務め、サッカー以外にも様々な競技を取材。同番組のメインキャスターを務める安藤アナも２１年４月から２３年３月まで同番組でスポーツキャスターを担当。現場に赴き、取材を重ねてきた。 　テレ朝では、阿部一二三、詩の兄妹が２大会連続の兄妹同日・金メダルを目指す大会３日目の柔道や、フェンシング、スケートボード（女子ストリート）、卓球、競泳、体操などのもようを放送する。 　松岡修造氏「東京オリンピックは無観客かつ様々な制限の中で開催され、多くの困難を乗り越えての大会でした。１００年ぶりに開催されるパリオリンピックはまさに自由。開会式から競技に至るまで、パリの街全体がその舞台となります。今大会は世界の人々にとって『考える』機会になると感じています。不安定な世界情勢の中、平和のメッセージを改めて世界に訴え、想いを共有し、一人ひとりが自分ごととして考える機会。日本の選手の皆さんには、応援を力に変え、気負うことなく自分を信じて全力を出し尽くしてほしいです」 　内田篤人氏「サッカーだけでなく、他の競技についても事前に色々と取材させて頂きました。中でも、柔道の阿部一二三選手は、担いだ相手が逃げようとするところを、空中でコントロールして、床に背中をつけているということを知り、トップアスリートの技術、競技の奥深さに驚きました。パリ五輪では、さまざまな競技や選手の魅力・みどころを発信したいと思っています」 　安藤萌々アナウンサー「これまで取材を担当した東京五輪、翌年の北京五輪は、コロナ禍の厳戒態勢で行われた大会でした。いよいよコロナ後、初めて制限なく行われるパリ五輪。取材を通して伺（うかが）ったこの舞台にかける選手たちの“熱い“思いはもちろん、ファンの“情熱“や、街全体が競技場と化すパリの“熱気“をしっかりお伝えしたいと思っています」