『Riviera~約束の地リヴィエラ~:リマスター』最初のエリアの曲『告死天使』が神曲すぎて永遠に聴ける。独特すぎるゲームシステムと斬新で尖りまくりのインターフェースも魅力【夏のおすすめゲームレビュー】
ファミ通の編集者が2024年夏のおすすめゲームを語る連載企画。今回紹介するゲームは、スティングのファンタジーRPG『Riviera~約束の地リヴィエラ~:リマスター』です。 【記事の画像(1枚)を見る】 ※本企画は、週刊ファミ通2024年6月20日号(No.1852/2024年6月6日発売)の特集“編集者38人それぞれが選ぶいまオススメしたい38のゲーム”をWeb用に調整したものです。 ふじのっちのおすすめゲーム 『Riviera~約束の地リヴィエラ~:リマスター』 対応ハード:Nintendo Switch、PC、iOS、Android発売日:2024年4月8日発売メーカー:スティング価格:各2860円[税込]『Riviera~約束の地リヴィエラ~:リマスター』公式サイト ※PC版は2024年7月17日配信で、3400円[税込] ※iOS版、Android版は2024年5月29日配信 【こんなところがおすすめ】: 最初のエリアの曲『告死天使』が神曲すぎて永遠に聴ける本作生みの親・伊藤真一氏の独特すぎるゲームシステムこれぞ伊藤節! 斬新で尖りまくりのインターフェース “願いは叶う”ことを、4年前の特集が教えてくれた おお、記念号で編集者がオススメのゲームを紹介する特集も久しぶりですな。確認してみたら、約4年前の34周年(2020年7月2日号)以来みたいです。前回が34周年で今回が38周年か。うーん、どちらも中途半端! それはさておき、34周年特集で自分が紹介したゲームは、スティングのNintendo Switch(以下、Switch)用ダウンロード専売ソフト『ユグドラ・ユニオン』でした。うん、我ながら納得の一本を選んだと、改めて当時の記事を読んでみたら……おおっ、以下のように、今回の特集で紹介するソフトを“予言”していました! 「今回こうしてニンテンドースイッチ版『ユグドラ・ユニオン』が実現したのであれば(中略)、『Riviera~約束の地リヴィエラ~』と『ナイツ・イン・ザ・ナイトメア』の、スマートフォンとニンテンドースイッチへの移植をぜひ実現していただきたい! (中略)それが実現した暁には、今回のよう にそれぞれの作品をオススメするための記事を十数年ぶりに書かせていただきます!!」(週刊ファミ通2020年7月2日号特集“いまこそ絶対に遊ぶべき46のゲーム”より抜粋) ……いや、どうでもいいことですが、34周年記念の特集だったのに、なんで46本だったんだ!? まあ、過ぎたことにツッコミを入れてもしょうがないのでスルーするとして、ほら、ちゃんと予言していたでしょ!? ちなみに今回取り上げない『ナイツ・イン・ザ・ナイトメア』のリマスター版は、2022年4月7日にSwitchとスマートフォン用ソフトとして配信されました(これも買ってね)。 なので、もう一方の、というか、今回名前を挙げた3本の中ではもっとも歴史の古い『Riviera~約束の地リヴィエラ~』(以下、『Riviera』)をオススメしたいと思います。何を隠そう、3本の中で自分がもっともリマスター化を望んでいたのが、ここで紹介する『Riviera』だったのです。 『Riviera』の歴史は、2002年7月12日に、バンダイ(当時)の携帯ゲーム機“ワンダースワン”の専売ソフトとしてスタートしました。その後、ゲームボーイアドバンス、プレイステーション・ポータブルへと移植されましたが、まだプレイしていない人のほうが多いでしょう。そこで、4年前の約束を守るべく、今回こうして“いまオススメしたいゲーム”として紹介します。 本作のオススメポイントは冒頭の3行(オススメポイント)で十分に伝わると思いますが、とくに推したいのが、いちばん上に書いた『告死天使』です。この曲は、自分がいちばん好きなゲーム楽曲で、皆さんに一度は(そして末永く)聴いてほしい名曲なのです!