「歯ブラシは毎晩、石けんで洗って!」と呼びかけるTikTok動画が話題に…英医師が衛生管理の“新常識”を力説
週1度の徹底メンテナンス
したがって歯ブラシを毎晩の手入れし、口内を清潔に保つことで、健康上のメリットが期待できそうだ。さらには、週1回は特別なケアをすると良いという。動画のウィッティントンさんが続ける。 「週1回、この部分(ブラシの毛の部分)を過酸化水素か、殺菌作用のあるマウスウォッシュに浸してください」 過酸化水素水を薄めたものはオキシドールの名前で市販されており、ケガの手当や口内の消毒に使われる。大型スーパーや薬局などで販売されている。マウスウォッシュはより手に入りやすく、スーパーの歯ブラシの棚で見つかるはずだ。 最後にウィッティントンさんは、より汚染がひどい場合の対処法を伝えて動画を締めている。連鎖球菌性咽頭炎(細菌の一種である連鎖球菌に喉が感染し、扁桃腺の腫れや唾を飲むときの痛み、場合によっては白い斑点などが出る)を発症した場合、歯ブラシの消毒はあきらめて新しいものと取り替えるべきだという。 ウィッティントンさん自身の場合は電動歯ブラシを使用しているため、交換式になっている交換ブラシの部分だけを替えている。電動式でない場合は、歯ブラシ全体を交換するとよいだろう。 歯ブラシは長く使っているうちに、どうしてもヌメリなどの不快感が出ることもある。毎晩ブラシ部分を石けんで洗うことで、こうした不快な現象も軽減できそうだ。
視聴者の反応は…
数回使った程度では見た目に変化のない歯ブラシだが、毛の部分では目に見えない細菌が繁殖しているようだ。ウィッティントンさんのアドバイスは、目からウロコの新常識として多くの賛同を集めた。動画コメント欄では、視聴者の声がみられる。 「今日からやってみたい!」 どこまで気にするかは人それぞれだが、数カ月に1度替えるだけでは細菌の繁殖を抑えられないことを考えれば、やはり毎晩洗うのが望ましいようだ。 「いいアドバイス。歯ブラシは数カ月で変えるとさらにいいね」 「自分でも笑えるんだけど、うちの犬用の歯ブラシは洗うのに、自分の歯ブラシについては考えたこともなかった」 一方、口に入れる歯ブラシを石けんで洗うアイデアに、若干の抵抗感を覚える人も少なくない。 「石けんで歯ブラシを洗うなんてあり得ない。絶対にあり得ない」 「細菌なんて気にしない人も多いのでは」 石けんでは洗っていないが、自分なりに工夫しているという人もいるようだ。 「体調が悪くなると、その後で捨ててる。あとは月に1回、定期的に変えるね」 UV滅菌器を使ってる」 どこまで気にするかは人それぞれだが、数カ月に1度替えるだけでは細菌の繁殖を抑えられないことを考えれば、やはり毎晩洗うのが望ましいようだ。
文:青葉やまと