猛吹雪で「ホワイトアウト」 背丈を超える雪山も 北海道北部で大荒れ 一部路線バスが終日運休
STVニュース北海道
発達した低気圧の影響で、日本海側北部を中心に大荒れとなっています。 猛吹雪による交通障害に警戒が必要です。 朝から猛吹雪となった日本海側の苫前町。 視界は「ホワイトアウト」状態で、車のライトが見えにくくなっています。 北海道内は発達した低気圧の影響で、日本海側を中心に大荒れとなっています。 (林記者)「道北の幌加内町に来ています。積もった雪は私の背丈の高さを超えています」 幌加内町の積雪は163センチに。 マチの中心部では、信号機が雪で隠れたり屋根から雪がはり出したり危険な状態です。 稚内市では朝から市民が雪かきに追われていました。 (稚内市民)「重たいんです。吹きだまったので固いので大変です」 (稚内市民)「きょうは朝5時半から。朝起きるのいやだもん」 JR北海道は名寄―稚内間で終日運転を見合わせていて、特急6本を含む列車19本が運休しています。 8日から猛吹雪に見舞われた日本海側の留萌市。 歩道と車道の境が見えないほど雪が吹きだまっていました。 留萌市などで運行する「沿岸バス」は、路線バスと都市間バスを終日運休すると発表しています。 雪の事故も起きています。 旭川市忠和4条3丁目の住宅で午前10時ごろ、80代の住人とみられる女性が倒れているのが見つかり、意識がもうろうとした状態で病院に搬送されました。 警察によりますと、女性は屋根の上で除雪中に転落したとみられるということです。 日本海側北部では夜にかけて猛吹雪による交通障害に警戒が必要です。 10日も雪と風が強い状態が続くため、視界不良などに注意してください。