実は…カメラのレンズもカビます 高い湿度に非常に弱い 梅雨時期のカメラ保管方法は?
全国的に梅雨入りが平年より遅くなっていますが、梅雨の時期には気を付けなければいけないものがいくつかあります。 一見、関係ないようなものも梅雨時には注意が必要なんです。 【写真を見る】実は…カメラのレンズもカビます 高い湿度に非常に弱い 梅雨時期のカメラ保管方法は? 島根県松江市内のカメラ店へ。 一体、何に注意すべきなのか? カメラのキタムラ松江店・田北淳二店長 「レンズは高い湿度に非常に弱くて、カビ発生の原因になります。」 (Qレンズがカビるんですか?) 「そうですね。」 ガラスなのに何故?という気持ちにもなりますが、実際、斑点状だったり薄く広がったり様々な生え方をします。 カメラのキタムラ松江店・田北淳二店長 「レンズにカビが発生してしまいますと、やはり写りに影響が出てしまいます。そして当店、買い取りなども行っておりますけども、買い取り時の査定にも影響してしまいます。」(Qどれ位下がりますか?) 「そうですね、程度にもよるんですけど、およそ半分以下位になる可能性が高いですね。」 カビが生えたレンズの写りは程度次第ですが、霧の中で撮ったような画像にも。 その上、高級レンズでも高く売れなくなるというのでは、泣くに泣けません。 カメラのキタムラ松江店・田北淳二店長 「適切な湿度を維持して頂ければ、カビの発生を抑えることが出来ます。」 カメラケースに入れてタンスにしまって置くなどはカメラにとってはご法度。 乾燥材と一緒に防湿ケースで保管するなど湿気を避ければ予防になります。 一方で、最近、スマホに押されてカメラやレンズの売り上げが減っているといいますが、中古品については新しい流れも出て来ているとのこと。 カメラのキタムラ松江店・田北淳二店長 「中古カメラだけでいうと、以前の割合よりは10ポイントほど上がって来てる。我々としてはすごく昔の機材という感じなんですけど、逆に若い方は新鮮な感じで機材を見て頂いてるような。」 「写真はスマホのカメラ機能で十分」という方も多いですが、CD、音楽配信全盛の中でレコードが盛り返しているのと同様、若者たちにはフィルム用のカメラやレンズ。 さらに初期のデジタルカメラまでがスマホとは違う写真を撮れると人気で、品不足にもなっているそうです。
カビにやられる前に眠っていたカメラも大切に手入れして個性あふれる一枚を狙ってみてはいかがでしょうか?
山陰放送