雪が積もるたび大渋滞 広島市の幹線道路の坂道に「凍結防止剤の自動散布装置」設置 本格的な冬を前に路面凍結対策
中国放送
天気予報に「雪マーク」も現れ、車の運転にも注意が必要な季節です。雪が積もるたびに、事故や大渋滞が発生していた広島市安佐南区の道路に”ある装置”が設置されています。 【写真を見る】雪が積もるたび大渋滞 広島市の幹線道路の坂道に「凍結防止剤の自動散布装置」設置 本格的な冬を前に路面凍結対策 梅川千輝(記者・気象予報士) 「広島市安佐南区大塚西です。これから寒くなって路面が凍結したり大雪が降ったりすると、この坂道に交通渋滞が発生することがあります。道路脇には凍結防止剤を自動でまく装置の設置が進んでいます」 22年2月には寒波が到来し雪が積もった影響で、複数の車が前に進めなくなり、渋滞が発生。通勤・通学時間帯の幹線道路は混乱しました。 広島市は交通量が多く、凍結リスクが高いこの場所に自動で凍結防止剤をまく装置の設置を進めています。 梅川千輝(記者・気象予報士) 「手元の温度計は現在9.4℃を示しています。この気温が0℃以下になると車道に向かって自動で凍結防止剤がまかれるということです」 自動装置からは液体の凍結防止剤が発射され、車などが通過する際にタイヤに付いて広がっていきます。 施工会社によりますと、凍結防止の効果は数百メートル先まで続くということです。 近隣住民 Q、後ろの装置わかる? 「わからない。凍結防止剤を自動でまく装置はすごく助かる。ここは雪がひどいので…」 別の近隣住民 「凍ると事故が起きるので安心」 凍結防止剤の散布を自動化することで、手作業に比べ迅速に対応でき、負担も軽減されます。 広島市は現在工事中のものも含め、13か所に装置を設置。「今後も設置場所を検討して、適切に対応していく」としています。 大塚西の凍結防止剤自動散布装置は、12月中旬以降から運用を開始する予定です。
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