TBS「SASUKE」を世界へ 米国企業と協業で各国に「Ninja Warrior Park」開業目指す
【モデルプレス=2024/11/01】TBSホールディングスのセミナーが1日に都内で開催された。グローバルビジネス展開における『SASUKE』の世界進出ついて明かされた。 【写真】岩本照、鍛え抜いた背筋がすごい ◆TBS「SASUKE」を世界へ グローバルなビジネス展開のため、2024年には北米にTBS INTERNATIONAL INC.、韓国にTBS KOREAを新たに設立。北米では「フォーマット販売を中心に欧米にて情報網、販売基盤の構築」を目指す。その一翼を担うのが、同局の大型番組『SASUKE/NINJA WARRIOR』。同番組はこれまで世界各国への番販やフォーマット化を成功させてきたが、30年以上TBSバラエティIPの独立販売代理店で、この度TBS INTERNATIONAL INC.の子会社となったベロンエンターテイメントの社長グレゴリー・ベロン氏は「この旅路はそんなに簡単ではなかった」と告白。日本国外では「誰が勝つのかわからない」「キャスティングが難しい」「制作費がかかる」などの大きな懸念点があったと言うが、日本版を30分×4話の連続番組に編集したことで、高視聴率を誇り文化的なムーブメントになったそう。 現在は『NINJA WORRIOR』の世界を体験できる「Ninja Worrior Park」が英国だけで19か所も展開するなど、急激に成長中。今後はアジアを含む、各国でのローンチを計画している。また、『NINJA WORRIOR』を始めとした“台本のないエンターテインメント”に力を入れていきたいと語った。 ◆TBS、2024年は「グローバルビジネス元年」 TBSグループは、2021年に発表した長期経営ビジョン「TBSグループ VISION2030」内の拡張戦略「EDGE(Expand Digital Global Experience)」にもとづき、「オリジナルIPの創造、クリエイティビティの強化」に注力。2023年までを「成長への種まき期」とし、『幽☆遊☆白書』(2023)や『今際の国のアリス』シリーズなど、世界基準のコンテンツを制作するTHE SEVENや緑山スタジオ内のM6 STUDIOの設立などを行ってきた。2024年は「グローバルビジネス元年」とし、1,600億円規模の投資を行い、グローバルな事業拡大を目指す。TBSテレビ 代表取締役社長の龍宝正峰氏は、グローバル領域について「最後発に近い我々がトライしようというのはそんな簡単なことではない」としつつ、グローバル人材の300人規模のキャリア採用を始めとする「新しい力」と「旧来のTBSの伝統の力」を組み合わせ「最強のチームとして頑張っていきたいという風に考えております」と説明。「一緒に新しい世界に踏み込んでいきたいと思いますんで、ぜひご協力をお願いいたします」と力強く呼びかけた。 ◆TBS海外事業について TBSは1960年代以降50年以上にわたり、ドラマやバラエティ番組、アニメ、映画などすべてのジャンルの海外展開に積極的に取り組んできた。特に『VIVANT』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『半沢直樹』などの話題作や、『SASUKE』『風雲!たけし城』などのバラエティ番組のフォーマットが各国で人気を博し、累計の販売実績は、世界160を超える国・地域に数百作品、数万話におよぶ。さらに近年は動画配信やIP活用による商品化、出版、テーマパーク、タイアップなど「マルチ展開」にも活動を広げている。(modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】
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