茜丸・茜太郎に聞く「あ~ほんま あ~まんま」の意味は?
新CMは戎橋で茜太郎が...
ところで、今回の最新バージョンも強烈だ。戎橋を舞台に茜太郎がピアノを弾き、歌を歌いながら、そのまま空中へと上がっていく。その独特のおかしな世界に思わず笑ってしまうが…。 「お客さんに対して、同じ商品をずっと売るわけやから、1回じゃなく、2回、3回と食べてえなという話です。で、何か意表をつくもんないかなと考え、それでピアノがええんじゃないかと思って、それで作った。ピアノがばあ~と上がっていったら、びっくりしはるやろと思って」 最初の頃のCMは四天王寺を題材にしたもので、ほとんどが四天王寺とともに歩む茜太郎になっている。「それでは大衆の共感を得ない。悪いけど。残念なことにそうなんや。それで新しいCMを作りませんか、という話があって、どういうCMがええかを考えた。出し物はピアノやから、大阪のいちばんのスポットはどこか考えたら、そら戎橋やないかということで。それで歌に乗せて、今回の作品になったんです。CMって大衆の共感を得るかどうかやから。商品は食べてもろて、美味しいって言ってくれる人が圧倒的に多いから、まあいけるな、と。商品はいけるから、あとはCMやな、と。ピアノも習い始めたし、基本のアイデアは全部自分で考えました」(茜太郎) 一度見ると、メロディーとともに忘れられなくなる理由が分かった気がする。 (文責/フリーライター・北代靖典)