「熱中症で倒れる選手も出た…」エアコンなしで窓の開かない“移動サウナバス”の危険性に韓国代表選手たちが警鐘!【パリ五輪】
パリ五輪を巡る暑熱問題にテロ対策が絡み、小さくない懸念が生じているようだ。 今大会の選手村でオリンピアンたちに用意されて各部屋には、エアコンが設置されていない。大会組織委員会は「史上もっともサスティナブルな大会」をスローガンに掲げ、エアコンがなくとも地下水利用の床下冷房を採用することで、室温を23~26度に保つことができると説明している。 【PHOTO】シュミット、ビロディド、ギュネシュ、清水梨紗…パリ五輪に華を添える美女アスリートを一挙紹介! ただ、選手たちは過酷な環境を強いられていると、韓国全国紙『京郷新聞』が指摘する。「選手たちは暑さとテロの両方に苦しんでいる。冷房設備のないサウナのようなバスでの長時間移動にあって、熱中症で倒れてしまう選手も出たほどだ」と伝えた。 同メディアは韓国競泳代表であるキム・ウミンの証言を紹介。今年行なわれた世界水泳・400m自由形で金メダルに輝いた韓国のエースは、「僕は同じバスに乗っていなかったけど、他国の代表選手がバスの中で倒れたと聞きました。選手村からプールまでは40分くらいかかるんですが、バスにはエアコンがないんですよ」と明かし、「バスにはたくさんの人が乗っているし、窓はすべてテープで閉められていて開けられない。トレーニングを始める前から暑さでぐったりして大変なんです」と苦言を呈した。 韓国選手団は経費をねん出して、選手たちの各部屋へのエアコン設置を決めた。現時点でパリは予想されたほどの酷暑ではないようだが、移動バスまではさすがに手が及ばないという。同じく世界水泳・200m自由形で優勝したファン・スンウも「部屋にはクーラーがあって暑さを感じないんですが、移動中が暑すぎる。バスの警備員はいつも窓にテープがちゃんと貼ってあるか、徹底的にチェックします。このままではパフォーマンスに影響で出るので、早く改善してほしいですね」と訴えた。 『京郷新聞』は「チームの移動バスの窓はすべて閉じられ、開閉できないようにテープで止められている。外部からの攻撃のリスクを低減させ、テロの危険から選手たちを守るためだ」と実情を明かす。そのうえで、「とはいえ、窓を開けられない選手たちは苦しんでおり、少なくとも20人以上は乗っているバスに事実上閉じ込められ、暑さと戦っている。やはり“エアコンなし”はアスリートたちにとってひとつの脅威なのだ」と結論づけている。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- 選手村のレストランで問題発生! 「選手から料理の量が不十分だと苦情があった」仏紙報道、「アスリートの声を真摯に受け止める」と担当社が声明【パリ五輪】
- 【パリ五輪】ドイツ陸上界の“絶世美女”にも注目! 「最もセクシーな女性アスリート」を英メディアが独自目線で厳選!
- 【パリ五輪】「ダサい…」否定的な声が多数! “〇〇ジャパン”の愛称にネット反応「頼むからサムライブルーだけにしてくれ」
- 「幸運を祈るわ」12歳少女に性的暴行で服役したオランダ代表選手の大会出場に英レジェンドがまさかの発言→大炎上で即謝罪!「頭がどうかしていた…」【パリ五輪】
- 「馬鹿げてるわ!」英国代表選手たちから“赤ちゃんでさえ高額チケットが必要”に不満の声!「1歳の子に6万円も支払えと?」【パリ五輪】