チームによっては主力級? 中日の現役ドラフト注目選手(6)立場危うく”不退転“のシーズンへ
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい中日ドラゴンズの選手を紹介する。
三好大倫
出身:香川県 投打:左投左打 身長/体重:179cm/83kg 生年月日:1997年9月28日 ドラフト:2020年ドラフト6位 俊足を持ち味とする万能外野手として期待されたが、ここまで結果を出せず苦しんでいるのが来季で社会人4年目を迎える三好大倫だ。 三本松高校時代は二刀流プレーヤーとして活躍。その後は社会人野球のJFE西日本に進み、正式に野手転向。走攻守の三拍子がそろった期待の外野手との扱いを受け、2020年ドラフト6位で中日ドラゴンズへ入団。 初めて迎える春季キャンプは一軍メンバーに抜擢され、首脳陣からの期待も大きかった三好。しかし、新人年での一軍デビューはお預けとなった。 昨年8月にプロ初本塁打を記録するなど存在感を放つと、その後はシーズン終了まで外野の守備固め、代走での起用を中心に6盗塁を記録した。しかし、打率は.218に終わり、打撃の確実性に課題を残した。 しかし、迎えた今年も打率.154と低迷。強みとするスピードを活かす場面もほとんどなかった。まだまだ成長を期待できる選手とはいえ、若手育成が急務の事情もあり、厳しい判断が下される可能性もある。
ベースボールチャンネル編集部